明確でない目的は人に話せない
人から、「君は何がしたいの?」と聞かれる。
仕事や将来の夢、休みの日にすること、趣味などを、
家族や友人、同僚、上司、取引相手、学校の先生といった人たちに、少なからず話す機会があると思う。
そんなときに、言葉に詰まることがある。
「こうゆうことがしたい」と答えても、深く質問をされると上手く答えられない状況になってしまう。
思い返すと、こうなってしまう原因が2つある。
1つ目は、その場の思い付きでなんとなく口にすること。
当たり前だが、
その場しのぎの言葉なので、深く聞かれると答えられなくなってしまう。
こうゆうときは素直にわからないことを認めてしまうのが最善だ。
2つ目は、目的が漠然とし過ぎていること。
「これをやりたい」というビジョンはあっても、それを実現するための過程が不明瞭なため、質問されると言葉に詰まってしまう。
例えば、「企業したい」という話をしたとして、
「どういう会社を作る」や「どうゆうことをやっていく」などは、簡単に思いつくことが出来るが、
「いつまでに企業するのか」
「資金はどれくらい必要か」
「どこの土地に会社を建てるのか」
「自分の持っているスキルと、
持っていないスキルは何なのか」
「起業するためにどうゆう勉強をするのか」
「そのためには今からどうゆう戦略でやっていくのか」
などのように、かなり細かくプランを立てていないと、賢い人たちや権限を持つ人から質問された場合に答えられなくなってしまうのである。
日常会話なら答えられなくても問題はないだろうが、
面接や会議、取引交渉などの重要な場面で答えられないと、その時のチャンスを逃してしまうかもしれない。
また、人に話さなくても、不明瞭な目的は、自分がどういった方向に進んで行けばいいのかわからなくなり、その結果、不安や悩みを抱えてしまい、ひどい時には言い訳をして諦めてしまうのである。
自分の目的に、できるだけ明確な答えを持ち、聞かれたら事細かく答えられるようにしておこう。
それが正しい、間違ってるということは問題ではない。
自分の信念をしっかりと相手に伝えることが重要なのだ。