メモに残して人生を変える
僕は、物覚えが悪い。
すぐに色んなことを忘れてしまう。
今日読んだ本の内容、人の名前、日常生活の中で感じたことなど、その瞬間は覚えていても、30分もすれば忘れてしまっている。
しかし、正確に言うと、忘れたわけではなく、
思い出せないだけ、というのが正しい。
だったら、
思い出せるようにメモを残す習慣をつければいい。
「勉強で大切なのは、アウトプット」だという。
こうすることで、記憶への定着率が大幅に上がるそうだ。
その一つとして、「メモに残す」という作業がある。
これは大したことではなく、むしろ世間一般に言われていることだが、よく聞く場面としては「仕事」の時ではないだろうか?
大体の会社や職場で言われるのが、「ちゃんとメモを取るように!」である。
何のためにメモを取っているのか。
「忘れないため」
「思い出すため」
こんなことが思い浮かぶだろう。
まさにその通りで、誰もがわかっていること。だけど、それをやっているのは、仕事の時だけではないか?
仕事内容や予定ぐらいしかメモしていないんじゃないか?
それじゃあ、もったいない!ご飯を食べているとき、トイレに入っているとき、上司から怒られているときなどなど、人は死んでいない限り、何かしらの感情や考えを常に持っている。
これを「メモに残さないのはもったいない」じゃないか!
例えば、イヤなことがあって、それをメモに残し、1週間ぐらいたった後に読み返してみると、より客観的にその感情を見ることが出来る。
すると、自分という人間がどうゆう性質を持っているのかをより深く理解するきっかけとなり、そこから成長する機会につなげられる。
ちょっとした持論をメモしてもいいかもしれない。
例えば「結婚は無意味だ」という持論を持ったとして、それをメモに残し、時間をおいて読み返すと、「どうしてそう思ったのか?」と考えるようになる。
そこで「収入が低いから」、「異性と話すのが苦手だから」、「結婚に価値を感じていない」など、様々な考察が頭の中をよぎるだろう。
それこそが、自分の成長を後押しするポイントであり、人生に変化を与えるアイデアを生み出すのである。
「収入が低い」のであれば、仕事を見直す機会であり、スキルを磨くのか、転職するのかを考えるきっかけとなる。
「異性と話すのが苦手」なら、自分に合ったコミュニケーションを勉強するのもいいだろうし、そもそも話の合う相手に巡り合えているのかどうかも考えることが出来る。
「結婚に価値を感じていない」のだとした、自分が価値を置いているものは何なのか、という問いをかけることが出来る。
このようにメモを残すことによって、様々な角度から自分を見ることができ、より成長を手助けしてくれる。
メモに残す習慣をつけて、
記憶を呼び起こすきっかけを作る。
今の人生は今までの人生の積み重ねである。そこから変わるには、今までの自分から成長するしかない。
メモには、その時の自分が残されているのだから、メモに残さないのは非常にもったいない。
メモにさえ残しておけば、忘れても思い出せる。
思い出せたら、すぐには変わらないかもしれないが、ほんの少しだけなら成長できる。
だったら、ちょっとずつメモして、ちょっとずつ成長して、ちょっとずつ人生を変えていこう。
兎にも角にも「メモに残す」を習慣に!